岡本美季の生活に役立つライフハック日記

2人の子持ちの30代の主婦です。育児の合間をみて、日々の気になったお役立ち情報のブログを書いていきたいと思います!恋愛・健康・美容・ダイエット・グルメ・お金・住宅・ビジネス・経済・子育てに至るまで、幅広い豆知識を書いていければと思っていますので、少しでもお役に立てましたら幸いです!

中咽頭ガンとはどんな病気なのでしょうか?





先日、坂本龍一さんが『中咽頭ガン(チュウイントウガン)』であると発表されましたね。
喉頭ガンなどは良く聞く病気かとおもいますが、中咽頭ガンはあまり知られていませんよね。
そこで、どんな病気なのかなど調べてみました。

咽頭とは鼻の奥から食道までの食べ物と空気が通るところで、上・中・下と分かれています。

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“中咽頭”は、食物や空気の通路であり、食物をのみ込む嚥下や言葉を話す構音をうまく行うために、重要な働きをしているところになります。

では、咽頭ガンとはどんな病気なのか?

発生する組織や細胞の由来によって、いくつかの種類がみられます。
・粘膜上皮から発生する“扁平上皮がん”
悪性リンパ腫
・粘膜下に存在する付属腺から発生する“腺がん”
などになっていて、中でも、“扁平上皮がん”が一番多いものになります。

<症状>
初期症状としては、食物をのみ込むときの違和感があり、しみる感じするのが特徴となります。
そして、だんだん飲み込みにくさやしゃべりにくさが強くなり、さらに進行すると、耐えられないほどの痛みや出血、開口障害、嚥下障害、呼吸困難など生命に危険を及ぼす症状が出現していきます。
時に、ガンとしての症状はなく、頸部へ転移したリンパ節の腫れで気づくこともあります。
しかし、頸部のリンパ節が腫れてきた場合には、“頭頸部がん”の転移の可能性も考えられるといいます。



『中咽頭ガン』は、年間1,000〜2,000人程度に発症する比較的まれなガンとも言われています。
地域的に九州、沖縄など南の地域に住む方に多く発症する傾向があるとされ、強いお酒などが原因ではないかとも言われています。
そのため、喫煙をする方や過度の飲酒を続ける方が、発症する危険があるとされています。
そして、年齢や男女比でみると、50歳から60歳代に多く、圧倒的に男性に多いガンとのことです。

<治療方法>
放射線治療
・外科手術
抗がん剤治療
となっています。

咽頭ガンが発生すると、“口腔ガン”や“食道ガン”が同時にできたり、治療から数年たって発生したりすることもあります。
そのため、治療中も治療後も禁煙をし、飲酒を控えないといけません。

坂本龍一さんは、ノドの違和感があって調べてもらったら判明した中咽頭ガンです。
ノドの違和感からなので初期症状に近い状態で見つかっているとは思いますが。
治療したあとも定期的に検査をしないといけませんし、転移や再発が起こらないことを願います。

一度は放射線治療を断ったという話もでましたが、坂本龍一さんはちゃんと放射線治療をすると発表していますし、しっかり療養して、またお仕事に復帰されることを願うばかりですね。